米雇用統計が急減速でも株価が上昇する理由
4日米労働省が発表した11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比24万5000人増と、前月の61万人増から伸びが大幅に鈍化しました。
これを受けて株価は下がるどころか上昇し、NYダウ +0.83% S&P500 +0.88%となっております。
この動きに予想内の軟化だったとうい見方もあるようですが、この雇用情勢が弱まっているという悪いニュースで政府は景気刺激策を早めに実行しなければいけなくなることを意味します。
つまり投資家にとっては株価は更に上がるという予測をしている人が多いということです。
もちろんワクチンへの期待感も強いと思うため、雇用統計の結果だけで今回上昇したともいえないのですが、景気刺激策への期待感はかなり強いものと言えます。
コロナショック後の株価の上昇を見ればそれは明らかではあります。
これからもS&P500は最高値を更新し続ける。
つまり米国の主要指数は当面最高値を更新し続ける材料がそろっています。
S&P500は3800くらいは近いうちに到達するのではないでしょうか。
このようなコロナ禍で株式市場が景気が良い話が出てくると、バブルだとか暴落だとか言い始めますが、現在どこにもその傾向は出ていません。
RSIも日足、週足、月足どれをみてもまだ70を切っており、VIX指数もコロナ前の水準まで戻っておらず、投資家の強気の姿勢はほとんどというかどこにも見られないのです。
とくにメディアでバブルとか暴落とかいう言葉が出始めているときはどちらかというと個人投資家は不安感を煽られて慎重になるので安心といえます。
逆にもっと楽観的な言葉が強くなってきたときこそ警戒すべきであり、来年以降の話ではないでしょうか。
今は淡々と投資を続けて資産を増やすべき時なのかと私は考えています。
※投資は常識の範囲内で自己責任でお願いします。
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