モデルナ治験結果への期待から株価上昇も市場は織り込み始めている。
16日の米国株式市場は、米バイオテクノロジー企業モデルナの新型コロナウィルスワクチンの治験結果で95%近い有効性を示す初期結果のデータが得られたと発表したことで上昇し、NYダウ +1.6% S&P500 +1.16% ナスダック +0.8%となっています。
NYダウは一時500ドル近くの上昇を示し徐々に下げたものの終値は最高値は更新しました。
モデルナのワクチンはファイザーのものより温度管理などしやすいとのことで、世界中の人々にいきわたる可能性も高く期待も高いようです。
株式市場の動きとしてはこの報道がされてから上昇を示し、モデルナ株も9%超の上昇しましたが、先日のファイザーワクチンの報道により既に織り込み済みとなってしまったのか、極端な上昇にはなっておりません。
治験結果については今後も各社良い結果の報道は増えていくと思いますが、もはや同じような結果では市場の反応は薄いため、今後ワクチンが「発症を予防するものなのか感染を予防するものなのか」「ワクチンの持続期間」によって、市場の動きも限定的なのか暴騰するのか変わってくるものと思われます。
ワクチンは不確実性も高いことからあまり一喜一憂しない方がよいでしょう。
とくにワクチン企業の株はギャンブル的な要素が高まってきているため、もはや手は出さない方が無難かもしれません。
※投資は常識の範囲内で自己責任でお願いします。
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