セクターローテーションによりハイテク株は暴落??
9月に入り米国株は下落傾向にあり、特にナスダックの下落が大きくなっています。
今週は-1.36% 月にするとー3.37%とダウやS&P500と比べると下落幅が大きくなっていますね。
しかし年間でみるとナスダックはまだ+38%もリターンがある状態です。
これを受けて機関投資家がハイテク株を利益確定売りし、他のセクターや商品を買うというセクターローテーションに入ったとみられています。
では今後ナスダックが落ちるとしたらどこまで下落するでしょうか。
ナスダックの最悪のシナリオ
もし今後セクターローテーションの動きが活発になりナスダックを売る圧力が強くなっった場合ですが、週足のチャートでみると最悪ボリンジャーバンドの下の線まで落ちる可能性があります。
つまり-26%ほどの下落となり、一時的に-30%もありえると思われます。
コロナショックの底まで落ちることはないと思いますが、売りが売りを呼ぶ場合可能性としてはゼロではないと思います。
その場合100日移動平均線を目安とするといいと思います。
そして、ここからストンと落ちるかというとですが、週足MACDやRSIではまだ下落のトレンドにはなっていませんが、日足ではトレンドに入っているため、短期的にはこのまま下落する兆候を見せています。
ハイテク株を売ってどのセクターが買われるのか
上のチャートは金融株のセクターのETF「XLF」/ハイテク株セクターの「QQQ」の週足のチャートです。
今まではQQQの方が買われていたため下がる傾向にありましたが、ここ最近下落は止まり、上がる傾向にあります。
これは金融株の買いの圧力が強まっていることを意味しています。
これもMACDやRSIは週足では、これからトレンドに入るかどうかという状況ですが、日足で見るとすでにトレンドに入っており、QQQの売りが強くなればXLFの株価は上昇するという状況になってくるでしょう。
まとめ
ハイテク株の業績は良いことから、調整後や業績相場入りすれば再び上昇するとは思います。
ただこのような動きから市場において、一つの商品がずっと勝ち続けることが難しく分散投資をしておいた方が良いということがわかりますね。
上がりすぎた株も下がりすぎた株も、いつかは平均値に回帰するようにできているということです。
今後20~30年と投資する時間があり、確実に資産を増やしたい人は先進国、新興国やコモディティなどへの分散投資、または少しリスクはあるもののS&P500のようにいろいろなセクターに分散している商品に投資をした方が着実に資産は増やせるのではないかと思います。
私も現在はS&P500への投資がメインではありますが、少しずつ金(ゴールド)、債券への分散投資を進めていきたいと考えています。
※投資は常識の範囲内で自己責任でお願いします。
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