ウォール街の弱気派もS&P500の年末予想引き上げで暴落間近か??
24日ウォール街で最も弱気なストラテジストといわれる、シティグループのトビアス・レフコビッチ氏はS&P500の年末目標を2900から3300に引き上げました。
この理由としては、米金融当局による「惜しみない」緩和、マイナスの実質金利、テクニカル面での上値抵抗線の突破を挙げました。
また「われわれは依然として市場が先走っているかもしれないと考えているが、米金融当局は米株の10%台の下落を防ぐために、なんでもするだろうとし、ここかS&P500が500下がるかといえばノーだ」とも述べています。
これまで多くの投資家がこの強気の相場に対して疑問に思いながら、ある意味慎重に投資をしていたものと思われます。
しかし今後投資家心理としては上がり続ける株価に陶酔感を覚え、そして強欲をあおることでしょう。
そしてさらに株価が上がり続けると今度は株価が下がることの恐怖感が強くなり、少しの悪材料で株を売却し始め、暴落が起こるのです。
つまり今回のレフコビッチ氏の予想引き上げは、慎重な投資家すらも強気になり始めているという証拠で、これから多くの投資家が強欲へと突き進むと思われ、次の暴落への準備段階に入るのではないかと思われます。
その為これから訪れるであろう強気の相場であっても、有頂天にならず堅実に冷静に投資を続けていく必要がありそうです。
※投資は常識の範囲内で自己責任でお願いします。
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