生活防衛資金は手取りの数年分か数か月分か??
生活防衛資金は生活費の支出に備えて、投資に回さず預金などで確保しておくお金のことをいいます。
生活防衛資金への考え方はとても大事で、このお金を確保していないと仕事を失ったり、思わぬ病気になったとき株式を売却して回さなければいけなくなります。
そうした場合市場が好調な時はお金を増やす機会を失ってしまいますし、市場が不調な場合資産がどんどん減っていくことに精神的にも不安定になってしまいかねません。
ではこの生活防衛資金はどのくらい確保しておくべきでしょうか?
手取りの1~2年分は確保した方がいいという方や、数か月分あれば十分という人もおり意見は様々です。
年齢、家庭状況による
私の意見としてはまず年齢、家庭状況によると思います。
年を重ねるにつれて、病気の治療、家族のこと(教育資金など)、住宅ローンなど必要なお金が増えていきます。
思わぬ失業で就職先もなかなか見つからない場合「住宅ローンの支払いができない」「子供の学校の入学金や病気の治療で急に100万円が必要」などというリスクを考えておかないと、いざ必要になったとき株を売ってそれに充てなければいけなくなります。
まぁ投資信託でも数日あれば売却できるので、その時は売れば良いと割り切れる方であればそれも一つの考えと思いますが、そうでない方は精神的なダメージがあることは考えなければいけません。
冷静さを失った人間は、その時大失敗する行動をとってしまうものです。
精神的な安定を図るためにも、今後必要になると思われるお金は確保しておくべきでしょう。
でもお金を無駄に休ませたくないという人も多いと思います。
どうしたらいでしょうか??
米国債権を安全資産とみなして投資のポートフォーリオに組み入れる
私が実行し始めているポートフォーリオは米国債権をポートフォーリオに組み入れ「安全資産と見なす」です。
米国債権は日本の債権よりはリスクはありますが、株式ほど暴落しませんし、配当金もでるため安全に資産を増やせていけると考えており、安全資産と見なしても良いのかと思います。
ポートフォーリオの例ですが債権の割合を資産の20%保有し現金は10% 株式は70%にしておきます。
例)現金 100万円 : 債権 200万円 :株 700万円
300万円(30%)の安全資産があるとみなし、何かあったときは株ではなく、債券を売却すればよいのです。
私も現在30%現金のため、このポートフォーリオにしようと債権ETFのTLTとTIPに投資を始めています。
これにより今眠っている現金に働いてもらいつつ、生活防衛資金を確保することができます。
チャンスだと思えば債権を株式に回すこともでき選択肢を増やすことができます。
米国債券は怖いという方は国内債券でも良いと思いますが、中途解約した場合利子が差し引かれるようですので、お調べいただいた方が良いでしょう。
※投資は常識の範囲内で自己責任でお願いします。
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