新型コロナウィルス治療薬 アビガン有効性確認できず??
10日藤田医科大学などのグループが新型コロナウィルス治療薬アビガンについて、患者に投与する臨床研究で明確な有効性は確認できなかったことを発表しました。
アビガンを軽症や無症状の入院患者88人に投与し臨床研究を行っていましたが、入院初日にから投与した方がウィルスが無くなったり、熱が下がったりしやすい傾向はみられたものの、統計的に明確な有効性は確認できなかったととのことです。
一方で重大な副作用は確認できなかったとのことでした。
今回研究対象者が少ないことや、アビガンを早い時期から投与すれば早く改善する傾向はあったとのことから、有効ではなかったことの結論ではないようです。
そのため更に研究がすすみ早期治療薬として処方されれば一定数は重症化が予防できるようになるのではないでしょうか。
レムデジビル死亡リスクや症状改善確認で株価上昇
一方で米バイオ医療品企業ギリアド・サイエンシズのは10日に新型コロナウィルス感染症の治療薬として利用されている「レムデジビル」について、臨床試験で重症患者の死亡リスク低下や症状の改善が確認されたと発表しました。
ギリアドの治験に参加した312人の患者と特徴のの似た実際の患者818人の治験データを分析。
レムデジビルの投与を受けた患者の74.4%が14日目までに回復し、通常の治療を受けた患者では59.0%でした。
また14日目時点の死亡率はレムデジビル投与の場合は7.6%だったのに対し、レムデジビルの投与を受けなかった場合は12.5%となりました。
これを受けギリアドは2.2%株価が上昇し、米国株式市場も上昇を見せました。
まとめ
今回アビガンとレムデジビルの有効性で結果が割れましたが、どちらも結論ではないこと。
またレムデジビルの有効性については懐疑的な見方をしている専門家もいることから、完全に安心できるものではありません。
治療薬、ワクチンとも効果があるものが我々に処方され、安心して生活ができるまでは相当な時間がかかるものと思われ、経済への影響も大きくなっていきます。
コロナとの闘いとともに、株式投資においても長期戦を見据えて対応していかなければいけません。
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