iシェアーズS&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)が東京証券取引所に上場
2020年6月19日にiシェアーズS&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)が東京証券取引所に上場しました。
管理会社はブラックロックジャパンで信託報酬会社は三菱UFJ信託銀行株式会社になります。
信託報酬は1年目 税抜き0.075% 2年目~税抜き0.15%の見込みです。
為替ヘッジありとは
このETFのポイントは日本円建てで為替ヘッジありということです。
為替ヘッジありとは為替の影響を小さくすることができます。
たとえば私が投資しているeMaxis slim米国株式(S&P500)は「為替ヘッジなし」でありますが、資産が大きくなってくると為替の影響を感じるようになってきています。
S&P500が1日に1%上昇するとします。
私の投資金額1000万円程で為替の動きがほとんどない場合、eMaxis slim米国株式(S&P500)は10万円上昇します。
しかし為替が円安に進むとリターンはさらに上昇し、もし円高に振れた場合は10万円より少ないリターンとなってしまいます。
つまり暴落時にドル円が同時に急落し80円代まで下落するようなことがあれば、資産は今回のコロナショックどころではない下がり方をすることになります。
つまり為替ヘッジありにすればこのリスクを減らすことができるということになります。
私は為替ヘッジありには投資しない理由
為替ヘッジありはなんとなくメリットがあるように思いますが、デメリットもあります。
それは円安に振れた場合に利益を得ることができなくなることや、為替ヘッジをすることでコストがかかってしまうのです。
信託報酬は1年目はプロモーションのため安くなっていますが、2年目以降は高くなっていますね。
また今後日本は人口減少から経済は衰退し、通貨安のリスクが高いと考えています。
長期的にみるとドル円は140~250円まで円安が進むと私は考えており、こうなった場合「ドル建てで為替ヘッジなし」の場合は、株価の上昇とともに資産はかなり大きなものになると思っているためです。
と上記のことを踏まえると私はこのETFには投資はしないと思います。
まとめ
このETFに投資が最適な人は、日本は今後も成長するし円高に進む確率が高いと予想している人や、リスクヘッジとして為替の影響を受けず市場だけのリターンで良いと考えている人ではないでしょうか。
ただしこのETFにどれだけの人が投資をするかという流動性のリスクも考えなければいけません。
思いのほか売買が少なく規模が大きくならない場合、上場廃止となるリスクもあると思いますので、時価総額の増減についてしばらく様子を見た方がよいと思います。
※投資は常識の範囲内で自己責任でお願いします。
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