アメリカの大企業が次々とリモートワークへ
21日フェイスブックCEO、マークザッカーバーグ氏は、今後10年程度で社員半数がフルタイムのリモートワークが可能になると考えていることを明かしています。
またハイテク大企業のシンボルとなってきたシリコンバレーは、現在パンデミックによりゴーストタウン化しており、本社の価値を見直し新しい拠点をデンバー、ダラス、アタランタに設置すると述べています。
もともとアメリカでは、コロナウィルスのパンデミックが起きる前から多くの企業が社員にリモートワークを提案してきましたが、パンデミック後マイクロソフトやAmazonなどのIT企業や、フォードやフィアットなどの自動車企業や金融大手企業もなどもリモートワークへの切り替えを加速させています。
企業も都心から地方へ移転
多くの企業は全ての分野をリモートワークにはできず、技術部門など限られた部では出社が必要になるため、フェイスブックのように社員の半数など限定的にはなると思います。
しかし今までのように都心のど真ん中に大きなビルを建てて、何千人もの人がそこで働く必要もなくなります。
他企業との営業や取引きもリモートが主流になってくるでしょうから、企業も見栄を張る必要もなくなります。
そうした場合、企業はコスト削減に重点を置き、都心のど真ん中ではなく、ある程度交通の便は整っている地方都市に移転したり、極端な場合田舎への移転もあり得るのではないでしょうか。
日本でリモートワークが普及するか??
日本も今までは東京の都心のど真ん中にオフィスを持つことをステータスにしていましたが、もはや全社員出社は必要ないと分かった企業は徹底的にコスト削減を図り地方への移転を考えるでしょう。
関東の場合、東京23区外、千葉、茨城、神奈川、埼玉あたりへの移転も多くなるのではないでしょうか。
「古民家に本社を移転しました!!」なんてニュースも出てくるかもしれませんね。
ただし日本の場合、印鑑やFAXという昔の習慣や技術を使っている企業は多くこれがリモートワークへの移行を妨げているといえます。
今回のパンデミックでリモートワークに切り替えた企業の割合は極めて低く、特に中小企業は20%代と低かったことから、もう少し先の話になりそうです。
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