ジャパンパラドックス
新型コロナウィルスのパンデミックにより、世界中で感染者数・死亡者数が増え続けており、1日1000人近く感染者数が増える国もある中、日本はロックダウンせず自粛という緩い規制のもと、感染者数は20~30人程度まで減っています。
世界ではこれをジャパンパラドックスと呼び七不思議状態となっています。
抗体検査を一部で実施していますが、今のところ抗体を持っている人が多いという結果にはなっていません。
日本に住んでいる私達ですら良くわからない状態となっていますが、何故感染者数が増えないのでしょうか?
PCR検査数の問題とも言われれていますが、それにしては死亡者数が少なすぎますし医療崩壊も寸前で防げたことを考えると、PCRだけの問題でもないようです。
また現在PCR検査は6000件実施している時もありますので、その中で感染者が2桁というのは明らかに少ないです。
感染者がそれほど増えない3つの理由??
それにしても何故抑え込めたのでしょうか?
まず一番の要因はマスク文化です。
日本人を見ているとやはり9割ほどの方がマスクをしています。
しかし世界の映像をみているとマスクが強制されていない場合、3~5割程度しかマスクをしていません。
日本を歩いている外国人も同様の割合でマスクをしていない人がいることを考えると、マスクをせず会話をすることで感染している可能性が高く、マスク文化の日本では感染者が増えないというのはうなずけます。
またお辞儀の文化も大きいでしょう、社会的距離を開けた中で接触しない挨拶は感染確率を極めて抑えています。
海外の場合ハグや握手、頬にキスなど、これでウィルスが人から人へと移ります、そしてその手などで鼻や口を触れば感染します。
また手洗い・消毒の習慣・文化も大きいでしょう。子供のころから食事の前には手洗い、うがいと教育されてきた日本人はこの状況下さらに意識し、消毒も含め徹底するようになりました。
外出先の環境も整っているのは大きいでしょう。
石鹸で手を洗う場所があり、消毒液が店の入り口にある、または個人で消毒液を携帯しているのです。このような国は少ないと思います。
CMで除菌の商品がこれだけ宣伝されている国は日本くらいでしょう。
他にも様々な要因がありますが、結局のところこの「マスク文化」「お辞儀の文化」「手を洗う、消毒の文化」の3つの文化が感染者数が増えなかった大きな要因なのかもしれません。
まとめ
いつの間にか清潔先進国となっていた日本ですが、緊急事態宣言が解除されマスクをする人が少なくなり、飲食店やクラブなどの遊興施設で密に会話をする行為が増えれば、感染者数は増えるということになります。
日本で感染者が増え始めた当初クラスターが発生したのが、やはり上記の施設が多かったことを考えると、当面政府は規制等していかないと感染者数は抑えられないということになります。
感染者が増えるたびに自粛していては日本は破綻し、ジャパンパラドックスからジャパンクラッシュなんて汚名が付くことになりまかねません。
その為、社会活動を再開させた後、上記の施設は規制しつつ補償をするのか、思い切ってベーシックインカムを導入し、全国民に引き続き自粛を求めるような政策転換をする必要があるのではないでしょうか。
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