トランプ大統領ご乱心
トランプ大統領はここ最近中国叩きに躍起になっています。
何故かというと、アメリカ大統領選挙で再選したいトランプ大統領は不利になりなくありません。
そのため感染拡大した要因を中国に押し付けたいからに他なりません。
新型コロナウィルスの感染が世界に広がり始めた当初、トランプ大統領は「インフルエンザのようなものだ」「マスクは私はしない。必要ない」等、このウィルスを軽視する言動みらました。
結果として対応に遅れたアメリカでは感染は拡大し、5/16の段階で140万人が感染し、死亡者数は86000人まで増えてしまいました。
このパンデミック対策の遅れによる国民の不満の矛先は、もちろんトランプ大統領に向かうのは間違いありませんが、この矛先を中国に向けさせようとしているのです。
「コロナウィルスの発生源は武漢研究所だ。証拠がある。」と言い続けておりますが、いまだに証拠は出てきておりません。
そして「今は主席と話したくない」と中国との断交を示唆し、15日にはファーウェイへの半導体輸出規制も強化することを明らかにしました。
中国も感染拡大を隠蔽やWHOとの癒着など決してよろしくないと思われる報道もあり、決して好意的に捉えることはできませんが、釈然としないまま中国叩きに突き進むことに違和感を感じます。
もはやトランプ大統領のご乱心といって良いでしょう。
大統領選挙に影響するか??
トランプ大統領の言動や、人命よりも雇用に重きをおこうとする政策に米国国民もここ最近嫌気し、トランプ政権の支持率が低下しているようです。
現在民主党の大統領候補指名を確実にしたバイデン前副大統領の陣営が、これまで共和党の地盤とされてきたアリゾナ、テキサス、ジョージアなどの州で支持率が高まってきているようです。
ロイター/イプソスの世論調査でもトランプ大統領の支持率は38%に低下。バイデン氏の支持率は46%と明らかに影響が出てきていおります。
株価への影響は??
11月の大統領選挙前に株価は下落するといわれていますが、この接戦で少なからず影響は与えるでしょう。
バイデン氏は、民主党候補サンダース氏よりかは富裕層への課税は緩くなりそうですが、法人税の引き上げや富裕層向け資産譲渡課税の引き上げなどの政策を上げていることから、バイデン氏優勢の報道が流れれば投資家にとってはよろしくない流れになるため株価は下落する可能性があります。
また景気後退期ので現職大統領が再選したことがないという不利なデータもありトランプ大統領にとっては向かい風といえます。
ただトランプ大統領は豊富な資金力という武器があり、まだトランプ陣営が優勢との見方もあります。
バイデン氏にはセクハラ疑惑という不利な情報もありますから、日々の情報により大統領選挙前は株価への影響は必至とみて良いでしょう。
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