集団免疫を目指したスウェーデン
スウェーデンはヨーロッパでロックダウンや予防策を最小限に抑えて、ウィルスにさらされる人の数を増やすことで集団免疫の獲得を目指し第2波を防ぐという政策を取りました。
世界からも論議を呼び、日本でも集団免疫を目指すしかないという専門家の発言やネットニュースなどでここ最近見られるようなっていますが、現状はどうなのでしょうか?
死亡率がアメリカや中国の2倍超
米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、死亡率4/30の時点で12%超となっており、アメリカの約5.8%、中国の約5.5%と比べて2倍以上の高さとなっています。
近隣の国ではノルウェー2.6人、フィンランド 4.2% デンマーク 4.9%となっておりスウェーデンの死亡率が明らかに多いことがわかります。
感染者数も急激に増えて来ており、スウェーデン国内の専門家からも批判の声が高まってきております。
集団免疫を獲得するまで何人の人が犠牲になるかわからないことや、手厚いとされていた医療システムの崩壊の危険もあるからです。
日本では到底できない理由。
日本でのこの政策を取った場合どうでしょうか、感染者はあっという間に増え、医療はあっという間に崩壊し、コロナウィルスどころか他の疾患の患者も犠牲になってしまう可能性が高くなります。
また高齢者や疾患をもっている弱い人々を犠牲にするなという風潮も強まるでしょうからまずできないでしょう。
先日記事にしました、合併症や後遺症が決して軽症とはいえないことや、回復者が再感染する例もでており、本当に集団免疫を獲得できるかわからないことから今は到底できるものではありません。
集団免疫を目指す時期
集団免疫という政策を取るのであれば、劇的な治療薬ができ合併症、後遺症のリスクが低くなったときに始めるしかありません。
アビガンの早期投与により、どれだけこのリスクを抑え込めるのかが今後の鍵になるでしょう。
思っている以上に効果が出た場合、感染者全員にアビガンが行き渡る状態になれば良いでしょうが、これがわかるまで相当な時間がかかるでしょう。
副作用の問題もあるため決して簡単な事ではありませんが、期待したいですね。
まとめ
他の出口戦略としては、PCR検査、抗体・抗原検査が誰でも気軽にできるようになってくれば、定期的に検査を行い問題ない人から社会復帰するという手もあると思います。
これらの検査については、日本でも今急速に進みつつありますので良い方向に進んでいくことを望みたいと思います。
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