過去のパンデミックでは都市や制度のあり方の見直しがあった
新型コロナウィルスはいまだ終息には程遠い状況にありますが、今回のパンデミックにより今の社会の在り方については見直す必要が出てきております。
感染症の流行により、過去のパンデミックでは都市の在り方について見直す動きがみられました。
- 14世紀の黒死病の時は労働力不足で賃金が上昇し、土地を所有する農民が増え、人口減や都市への移住により各地で廃村が相次ぐ
- 16世紀の天然痘ではアステカ帝国やインカ帝国が滅びる要因に
- 19世紀のコレラでは公衆衛生への意識が高まり、世界で下水道が整備が活発化
- 1920年頃のスペイン風邪では医療制度の見直しにより、イギリスでは皆保険制度が設立。
※読売新聞一部抜粋
都市型社会の終焉により過疎化が解消される?
今回のパンデミックにより人が多く密集することの怖さを知りました。
しかし同時に仕事は決して会社に出社しなくても良く、逆にコストが下げられること、リモートワークで可能なことや、8時間勤務といった縛りは必要ないことを知った多くの企業、政府は今後斬新な働き方改革を進めるでしょう。
要するに都会に住まずとも地方で仕事ができる世の中に転換します。
地方は土地や賃料が安く生活費も抑えることができます、かつウィルス感染へのリスクを抑えられますので、人々は今までよりも意識がそちらに向くようになるでしょう。
いわゆる都市型社会の終焉の始まりなのかもしれません。
しかし今の文明が数年~10年単位で一気に変われるわけではありません。
テクノロジーの進化とともに20~50年単位で上記のような社会に移り変わっていくものと思われます。
株式市場も変わる??
当然株式市場も大きく変わるかもしれません。
各国とも金融政策により大量のお金を市場に供給しており、インフレを引き起こす可能性が高まってきています。
もしかしたら財政破綻する国も多く出てくるかもしれません。
そうなった場合のリスクヘッジとして、新しい通貨や金などの商品への投資が活発化する可能性があります。
株式への投資は無くならないまでも、いままでのように資産を増やすことができなくなるのかもしれませんね。
まとめ
今回のウィルスは確かに怖い病気ではありますが、文明が滅びるほどの脅威ではありません。
しかしいづれは天然痘のように文明が滅びてしまうようなウィルスが出てくる可能性が高いことから、現代社会はウィルスへの対抗策を考えるきっかけにはなったと思います。
このウィルスが終息した先には、全く違う社会になっているのではないでしょうか。
私は投資については株式だけでなく、他の商品にも投資をしてリスクヘッジすることを進めていきたいと思っています。
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