世界経済底打ちの兆し
4日ゴールドマンのチーフエコノミストのヤン氏は「経済活動はおそらく、今や底打ちしたようだ」と顧客リポートで見解を表明しました
「多くの国が経済活動を慎重に再開させる中で、ロックダウンと社会的距離を維持する措置の緩和が始まっている」と述べ、4-6月の先進国経済が平均で32%縮小すると予想し、7-9月は16% 10-12月も13%の成長と予測しました。
モルガン・スタンレーのチーフエコノミストのチャタン氏も「われわれが追跡する数多くの高頻度のデータは、世界経済が底打ち過程にあることを示唆している」とし消費者の期待感の改善や、人々の移動が最悪期に比べて増加していること、感染拡大初期に比べて家計支出の縮小が緩やかになっていることを挙げました。
またユーロ圏は4月、米国は4月下旬に底を付けた公算が大きいとも述べています。
上記はS&P500の長期間のチャートです。
底から回復後2800ポイントあたりで相変わらず揉み合っているのがわかりますね。
青い線は10年移動平均ですが、ここを超えるか跳ね返って下がるかがポイントになってくるのかと思います。
下のストキャスティクスをみると青い移動平均が少し下に向いてきているのがわかります。
これをみるともしかしたら下げていく可能性もありますので、まだ難しい局面にあるとは思います。
ただ他のテクニカルな部分では少し楽観的に向いてきていますので、上記のことなど加味すると二番底になる可能性は低くなってきており、長期的な投資をしている方は少しずつ追加投資をしても良いかもしれません。
まとめ
とはいえトランプ大統領の中国への批判が止まらず、貿易摩擦への懸念があることから市場はまだ停滞場面が続く可能性が高いのではないかと思います。
このような状況の中では、焦らず定期的に積立てをしていくことが最善なのは言うまでもありません。
※投資は常識の範囲で自己責任でお願いします。
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