ギリアド(GILD)は買いか?レムデジビルの有効性について
米ギリアド・サイエンシズは医薬品の開発・商業化を行う研究型のバイオ医薬品会社であり、現在抗ウィルス治験薬レムデジビルが、新型コロナウィルスの入院患者の回復につながったとの報道を受けて、株価が17日12%上昇し期待が高まっています。
レムデジビルは、SERSとMARSの治療においても有望であったことから、新型コロナウィルスの治療候補に上げられました。
シカゴ大学病院でレムデジビルを投与したところ、発熱と呼吸器症状が急速に回復し、ほぼすべての患者が1週間未満で退院したようです。
しかしシカゴ医科大学の声明では「現時点で結論を出すことは時期尚早であり、科学的にも健全ではない」とのこと。
レムデジビルが有効とされる実際のデータもまだあまり提示されておらず、今後の臨床試験データで確認する必要があるようです。
ギリアド・サイエンシズは買いか?
上記のようにまだ試験の結果が出ていないことなどから、今はギリアド株を購入するのは賭けでしかないのかもしれません。
営業利益もここ数年下がってはおり、株価も不調であったことはチャートでも分かります。
ただ今後レムデジビルの有効性が確認され株価が上昇していった場合、カップウィズハンドルの形となる可能性も高く、上に突き抜けた場合、株価は暴騰する可能性もあります。
その為ギリアドに投資を考える場合は、もう少し経過を見て判断する必要があります。
またS&P500にもギリアド・サイエンシズは含まれていますので、すでにS&P500のETFやファンドに投資している人はわざわざリスクを取って個別株に投資しなくても良いかもしれませんね。
下記バナーポチッと応援いただけると更新の励みになります。