NYダウ 7%超の回復
欧米での1日の死者数減少などを好感し、6日のNYダウは+1627ドル(7.73%)の回復をとなりました。
緊急事態宣言を前に、日経平均株価も上がっております。
この一時的な回復はつづくのでしょうか?
私としてはまだコロナウィルスの感染者数は増え続けていることから、まだ予断は許さないと思っています。
特にアメリカでは死者数は減っていますが、感染者数は増え続けています。
まだ完全に抑え込める治療薬はないことから、死者数が一気に減っていくかというと疑問があります。
イタリアも6日には減りはしましたが、7日また増加しておりますので、情報次第で株価はまだまだ下がる可能もあります。
コロナショックのゲームチェンジャー
一筋の光は見えてきている今日この頃ですが、先の見ないコロナショックのゲームチェンジャーは何なるのでしょうか?
感染者数の減少??治療薬の開発??
正直上記2つでは物足りないですね。
都市の封鎖により、感染者数が減少したとしても、簡単に通常どおりの生活に戻れるでしょうか?
ロックダウンなどにより一時的に感染者数は減るかもしれませんが、宣言を解除してしまえば、都会に一気に人が戻り再び感染者は増えるというイタチごっごとなり、その度に株価は下落します。
治療薬が開発できても、感染者数は減らすことができないため、集団免疫ができるまで、世界中で感染者数が爆発しますから不安要素は捨てきれず、株価は安定しないでしょう。
その為このコロナショックのゲームチェンジャーはワクチンしかないのです。
ワクチン開発
あまりメディアに情報は流れてきませんが、ワクチンは急ピッチで開発・研究されています。
WHOは70か国以上が効果的な治療に関する研究を加速すためにWHOの試験に参加し「約20の機関と企業がワクチンを開発するために競争している」と述べています。
ウィルスのゲノムはすでに世界中で共有されいるようです。
現在注目されている薬としては「ヒドロキシクロロキン」です。
トランプ大統領もこのヒドロキシクロロキンがゲームチェンジャーになるかもしれないと予防または治療にできないか検討するようにFDAに指示しています。
ヒドロキシクロロキンは現在抗マラリア薬として使用されていますが、この薬と他の薬をカクテルすることで、コロナウィルスのワクチンとして効果が高くなる可能性があると言われています。
このワクチンができれば人々は安心して外に出られるようになり、経済は再び動き出すのではないでしょうか。
まとめ
とはいえ、治療薬として注目を浴びているアビガンですら、今後安全性などを確認していく必要があり、実際に治療薬として使用されるのは早くても9月ごろとまだ先になります。
そしてワクチンが開発され使用できるようになるには1年~1年半と言われています。
専門家によっても意見は分かれるため、今後この情報には注視していく必要があります。
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